兵庫知事当選の斎藤氏に松井市長がエール「吉村知事と2人で関西を引っ張って」

2021/07/20 21:20

記者団の取材に応じる松井一郎大阪市長=20日夕、大阪市役所

 日本維新の会代表の松井一郎大阪市長は20日、報道陣の取材に応じ、兵庫県知事選で当選した斎藤元彦氏に「これから10年、20年、吉村(洋文大阪府)知事と2人で関西を引っ張っていってもらいたい」とエールを送った。 関連ニュース 落選した金沢氏「新しい知事の下で、もっともっと良いふるさとに」 給与を3割、退職金を5割削減 兵庫県知事選当選の斎藤氏が方針 選挙のたびにミス相次ぐ西宮市、15年で18件 今回も深刻なトラブル 担当者「なぜこんな…」

 松井氏は斎藤氏との政策協定で給与や退職金カットのほか、ベイエリア活性化など大阪との連携も盛り込んだとし、2025年大阪・関西万博についても「兵庫県の企業が参加するための窓口をつくって、世界にアピールできる提案を持ってきてもらいたい」とした。
 自身が府議のとき、財政難から大阪府庁本館の建て替え計画を見送りに追い込んだとし、「兵庫でも斎藤さんがやると思うよ」「(兵庫県庁も)耐震補強して使えばいいだけ」と持論を展開。「スピード感を持って決断し、どんどん役所を動かしてもらいたい」と斎藤氏に期待する一方で「大阪から具体的な施策にくちばしを突っ込むようなことはしない」と述べた。
 10月の神戸市長選については「政策実現のためありとあらゆる選択肢を考えて対応していく」と話した。(長谷部崇)

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