解体工事中の観音像から“ビーム”が!? その正体は…

2021/09/08 18:00

間もなく外壁が足場で覆われる観音像。周囲を行き交う飛行機が不思議な光景を演出した=兵庫県淡路市釜口

 今年6月から解体工事が始まった「世界平和大観音像」(通称)=兵庫県淡路市釜口=を北側から拝んでいると、ありがたい光景が現れた。大阪湾を見下ろす丘に立つ高さ約100メートルの観音像。沖合の関西国際空港に向けて、高度を下げる航空機の光跡が“ちょうどいい高さ”で重なる様子は、まるで額から光線を出しているよう。 関連ニュース 放置から10年以上、高さ100mの巨大観音像どう壊す? 巨大観音像をドローンで撮影 高さ100m、放置状態の巨大観音像から男性飛び降り自殺か 兵庫・淡路島

 像は1982年に地元出身の男性が建立。相続者の死去、閉鎖を経て外壁に崩落など痛みが目立つことから国有化され、解体が決まった。10月には足場を組み始める予定。(中西幸大)

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