「福男選び」2022年も中止 西宮神社の十日えびす

2021/11/15 22:01

開門とともに本殿に向かって歩き出す参拝者たち=2021年1月10日、西宮神社

 商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社として知られる西宮神社(兵庫県西宮市)は15日、参拝一番乗りを競って例年1月10日に行われる「福男選び」について、新型コロナウイルス対策のため今年に続いて中止すると発表した。2年連続の中止は、事故防止のため警察の指導で取りやめた1966、67年以来となる。 関連ニュース 七夕を前に、一足早く浮かび上がった「天の川」 境内が幻想的な空間に 兵庫・西宮神社 「ほい、ほい」揺れるほど、福振りまく福娘 3年ぶりに駕籠行列 姫路・播磨国総社の初えびす 仕事や商売、コロナ下でもますます繁盛を! 神戸・柳原蛭子神社で本えびす、残り福もぜひつかんで

 福男選びは十日えびすの恒例行事で、午前6時の開門とともに参拝者が本殿を目指して約230メートルを疾走。先着順に一番福、二番福、三番福が認定される。
 例年約5千人が参加し、密集が避けられないため中止を決めた。今年と同様、有志でつくる「開門神事講社」のメンバーが歩いて参拝者を本殿まで誘導する。
 また年末年始の密を避けるため、初めて12月1日~2月28日を「大福初詣」と命名。初詣や十日えびす限定の縁起物を期間中いつでも入手できるようにする。
 担当者は「混雑を避け、安全にお参りください」としている。(山岸洋介)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ