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福娘をかごに乗せ、練り歩いた宝恵駕籠行列=姫路市南町
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福娘をかごに乗せ、練り歩いた宝恵駕籠行列=姫路市南町
阿波踊りのステージで一緒に踊る「にわか」たち=姫路市駅前町
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阿波踊りのステージで一緒に踊る「にわか」たち=姫路市駅前町

 播磨国総社(兵庫県姫路市総社本町)の新春行事「初えびす祭」は15日、本えびすを迎えた。新型コロナウイルス禍で中止されていた「宝恵駕籠(ほえかご)行列」が3年ぶりに復活。福娘を乗せたかごが姫路駅北側の繁華街を威勢良く練り歩き、商店主らを喜ばせた。

 商売繁盛と家内安全を願い、毎年1月14~16日に開かれる。宝恵駕籠行列は芸者が魚町からかごに乗り参拝したことが由来とされるが、戦後は長く途絶えていた。阪神・淡路大震災翌年の1996年、姫路を活気づけようと再開された。

 行列はかごが大きく揺れるほど、福が多く振りまかれるとされる。金烏帽子に白い千早姿の福娘は「ほい、ほい、宝恵駕籠ほい」という氏子のかけ声に合わせてたびたび激しく揺さぶられたが、かご内に垂らされたひもにつかまってバランスを取り、笑顔を絶やさなかった。

 同総社で20年に1度開かれる「三ツ山大祭」で盛り上げ役を務めたとされる「にわか」の再現も今年、氏子団体が初めて試みた。柄物を重ねた南蛮風の派手な衣装に身を包んだ男女6人が行列に連なり、姫路駅前ステージでも阿波踊りの連に交じって踊った。にわかに扮した同市の自営業、山本泰平さん(52)は「にぎやかしができて良かったし面白かった。次回はもっと『にわか』の人数が増えればいいな」と話していた。

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