藤井王位は美奈木名物カレーラーメン 豊島九段は国産うな重膳 王位戦昼食

2022/07/21 14:52

藤井聡太王位が注文した「名物 カレーラーメン」=21日、神戸市北区有馬町、中の坊瑞苑(撮影・鈴木雅之)

 「お~いお茶杯第63期王位戦」(神戸新聞社主催、伊藤園特別協賛)7番勝負の第3局。対局2日目の21日、神戸市北区の有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」で、藤井聡太王位(20)=竜王、叡王、王将、棋聖=が昼食に注文したのは、二つの好物がコラボした「勝負めし」だった。 関連ニュース 豊島九段は季節感あふれる果物11種 藤井王位は飲み物だけ 王位戦午前のおやつ 花びらのような神戸牛が映える「ちらし膳」、味わい深いだしの「そば膳」 王位戦のお昼ごはん タイトル戦“高勝率”で伝説の「肉うどん」を豊島が注文 王位戦第3局2日目の昼食

 藤井王位は、対局時の勝負めしとしてカレーを頼むことが多く、地元の愛知県で行き付けの店があるラーメン好きでもある。
 対局2日目の昼食に選んだのは「名物 カレーラーメン」。美奈木ゴルフ倶楽部(兵庫県三木市)のレストランで、通常はプレーヤーだけが食べられるメニューで、年間9000食の注文が入る人気ぶりだ。
 レストランは中の坊瑞苑を営む会社が運営しており、今回は男性料理長(59)が勤務先のゴルフ場から同旅館まで出向き、藤井王位のために腕を振るった。
 かつお、チキン、豚骨からとったスープは、優しい味わい。料理長は「だしを飲み干せるように作っている」といい「『カレーがお好きなのかな』と準備していた。ご注文をお待ちしてました! 光栄に思います」と語った。
 控室で試食した副立会人の船江恒平六段(35)=兵庫県加古川市=は「レベルが違いますね! ちょっとぴりっとして、気分がしゃきっとして、対局向きでしょう」と風味をたたえた。
 中の坊瑞苑のホームページでは、レシピを基にしたお土産用の「美奈木名物 カレーラーメン」(2食分で2160円、送料別)を通信販売している。同旅館の売店でも販売中。中の坊瑞苑TEL078・904・0787
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 豊島将之九段(32)=兵庫県尼崎市=は「国産うな重膳~有馬山椒と共に~」を注文した。控室で試食した関係者は「肉厚でふっくら」と喜んだ。同旅館内のレストラン「旬彩 猪名野」では一般客に4180円で提供している。(小林伸哉)
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