バレー女子JT 五輪代表の小幡ら、4選手が引退
2022/05/18 12:40
JTマーヴェラスのチームロゴ
バレーボールVリーグ1部(V1)女子のJT(練習拠点・兵庫県西宮市)は17日、退団を公表していた7選手のうち、昨夏の東京五輪代表リベロ小幡真子(29)や元日本代表ミドルブロッカー芥川愛加(31)ら4選手の現役引退を発表した。チームのホームページにメッセージを寄せている。
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小幡はJTが下部のチャレンジリーグに降格していた2015年に入部。今季まで4季主将を務め、20~21年シーズンにはリベロとしては異例の最高殊勲選手賞(MVP)を獲得する活躍でV1の2連覇に貢献した。今季はサーブレシーブ賞とベストリベロ賞に輝き、初出場した五輪でも堅守や積極的な声掛けで日本を支えた。
先頭に立ち、悩みながら駆け抜けた日々を「自分の弱さと向き合わないといけない時がたくさんあり、逃げたくもなった」と振り返り、「自分自身に嘘(うそ)をつかずにやってこられたことが今の私の誇り」とコメントした。
名門・東九州龍谷高(大分)卒業後の10年に入部した芥川は、JT一筋で12年間プレー。スピードと粘り強いブロックが持ち味で、日本代表としても19年ワールドカップ(W杯)などで奮闘した。「人との繋(つな)がりや思い出は全てかけがえのない一生の財産。人生の糧にし、これからも成長していきたい。最高の競技生活だった」とつづった。
ほかに、アウトサイドヒッターのヒックマン・ジャスティス(22)=加古川市出身、リベロ深萱知代(25)も引退する。(長江優咲)