スポーツ

  • 印刷
日本のリベロ小幡真子
拡大
日本のリベロ小幡真子

 床に落ちるぎりぎりのボールに食らいつき、手の甲で上げる技「パンケーキ」。バレーボール女子の日本で堅守を支えるリベロ小幡真子(JT=練習拠点・兵庫県西宮市)のプレーはいつも気迫にあふれている。得点が入れば跳びはねて喜び、仲間への声掛けも忘れない。

 根っからのキャプテン気質で、国内女王のJTでもまとめ役。守護神として「後ろから客観的に見えることを伝えていく」と覚悟は十分だ。代表メンバーで真ん中の28歳で、ベテランと若手をつなぐ役割も担う。日本の中田久美監督は「おとなしい選手が多い中で、チームに指示をして声を出せることがすごく大きい」と高く評価する。

 セッター籾井あき(JT)にとっても頼りになる存在だ。五輪前の国際大会では同部屋で過ごし、小幡は熱い思いや悩みを聞いて助言するなど、若き司令塔を精神面でも支えた。

 オフの最初の日は「心のリフレッシュ。ずぼらだとプレーに出るから」と徹底的に部屋の掃除をするという。勝負への熱い思いは「秘めるのではなく、出す」。チームで最も小柄な164センチの体から大きなエネルギーを発し、仲間を鼓舞する。(金山成美)

スポーツ五輪兵庫6五輪兵庫コラム2
スポーツの最新
もっと見る
 

天気(9月6日)

  • 34℃
  • ---℃
  • 0%

  • 35℃
  • ---℃
  • 0%

  • 35℃
  • ---℃
  • 0%

  • 37℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ