ヴィッセル神戸の千布新社長「降格圏抜け出したい」 夏の補強「一生懸命検討」

2022/06/16 19:23

商店街でのチラシ配りに参加する神戸の千布勇気新社長=神戸市中央区、三宮センター街

 サッカーJ1ヴィッセル神戸の新社長に1日付で就任した千布(ちふ)勇気氏(36)が16日、神戸市内で報道陣の取材に初めて応じた。チームがリーグ最下位に沈む中、「降格圏をいち早く抜け出し、来季につながるように中位や上位を望めるところまでいけたら」と抱負。優勝を目指してきた今季だが、現実的な目標に切り替えて巻き返しを誓った。 関連ニュース ヴィッセル選手とサポーターが「糸電話」で交流!? 公開練習で“斬新”サービス 久保建英、代表初ゴールも神戸で 4年前ノエスタでJ1初得点 「結果残せてよかった」 KYOGOお帰り! 古橋、サッカー日本代表戦で神戸凱旋「プレーで恩返しを」

 東大サッカー部出身でポジションはセンターバック。2019年から神戸の常務執行役員を務め、トップチームのデータ分析などに関わってきたという。東大大学院で化学を専攻していた異色の経歴を持ち、「直接関係はないが、物事を分析することや数字を正しく見るところは生きているかもしれない」と話す。
 夏の補強については「限られた予算の中で一生懸命検討している」と述べた。国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置によりロシア1部ロストフから6月末までの契約で加入した元日本代表MF橋本拳人(28)に関しても、「FIFAなどの状況が許せば」と残留に前向きな姿勢を見せた。
 この日は職員とともに市内で後半戦の優待チケットのチラシを配り、商店街関係者との話し合いにも参加した。(山本哲志)

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