古橋亨梧が神戸に帰ってきた。
昨年7月、J1神戸からセルティック(スコットランド)に移籍した日本代表のFW古橋が9日、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で10日のガーナ戦に向けて最終調整し、懐かしむように芝の感触を確かめた。
ノエスタでの代表戦は昨年6月のセルビア戦以来。前回は神戸の選手として先発したが、新型コロナウイルス対策で無観客試合だった。ガーナ戦は満員に近い大観衆が予想され、「こうやって神戸でプレーできるのも何かの縁。だからこそ、ピッチに立って自分のプレーで少しでも恩返ししたい」と願う。
先発した6日のブラジル戦はシュート1本に終わり、得意の裏への抜け出しも封じられた。「(相手の)反応が早かった。コンマ数秒。それが裏を取れるか取れないかの差」と課題を肌で感じたという。「自信を持ってボールを引き出し、もっとゴールに向かっていかないといけない」。数々の思い出深いゴールを刻んできた地で、あいさつ代わりの「KYOGOAL(キョウゴール)」を見せる。(山本哲志)









