大阪ガス・河野「2桁勝って新人王」 加古川市出身、最速151キロの即戦力右腕 ドラフト広島5位
2022/10/21 05:30
広島から5位指名され、意気込む大阪ガスの河野佳投手=20日午後、西宮市今津西浜町の大阪ガス今津総合グラウンド(撮影・吉田敦史)
大阪ガスのエース河野(兵庫県加古川市出身)は広島の5位指名を受けた。即戦力として期待される最速151キロ右腕は「開幕1軍。入ったら2桁勝って新人王」と宣言した。
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加古川市立神野小3年生の時、「地元は野球より主流だった」と、ソフトボールの神野スターズに入った。5年生で広島県に転居したが、中学進学まで所属した。高校は名門の広陵(広島)でプレーし、選抜大会で完封するなどプロの注目も集めたが、大阪ガスに進んだ。
「強い真っすぐと変化球のコンビネーション。ゲームメーク能力が一番の持ち味」と自負する。2021年の日本選手権では先発、救援と大車輪の働きでチームの2連覇に貢献し、最高殊勲選手にも選ばれた。同年の社会人表彰選手では最多勝利投手賞など3冠に輝いた。
入社3年目。「給料をもらって野球をやっている。責任ある言動で人として成長できた」と、ドラフト解禁年の22年も看板投手として活躍。30日に開幕する日本選手権(京セラドーム大阪)の3連覇を置き土産にするつもりだ。
(有島弘記)