【河合美智子の但馬漫遊記】広い但馬のポテンシャル

2022/06/25 05:30

(河合美智子さん撮影)

 私たち夫婦の楽しみは、行き当たりばったりの気ままなドライブ。目的を決めず、但馬を縦横無尽に走り回る。目的がある日でもすんなり帰ることは少ない。できるだけ遠回りして通ったことのない道を選んで走る。海岸線だったり、峠だったり、農道だったり。車には温泉タオルと湧き水用ボトルを常備してある。 関連ニュース <河合美智子の但馬漫遊記>人と関わると世界が変わる 【河合美智子の但馬漫遊記】「但馬ナンバー」の誕生に期待 【河合美智子の但馬漫遊記】地域の宝は「足元」に

 移住して3年半強。いろいろな場所を訪ね、知り合いも増えた。おいしい店をたくさん開拓したし、絶景ポイントも幾つも見つけた。
 不思議なのは地元の人としゃべるとき。共通認識だと思い込んで違う町の話をすると「行ったことない」とか「知らない」と言われる。「同じ但馬なのに?」と思うが、それも仕方ない。但馬と東京都は同じくらいの大きさなのだそうだ。3市2町の但馬は広い。
 たじま観光大使として、全国の、世界の人たちに但馬を知ってもらわなければ! と燃えていたが、まずは地元で但馬を再発見、再探訪してもらいたいと思う。私の発信に興味を持って新しい出会いがあったとしたらそんなうれしいことはない。ここで暮らす人からしたら当たり前のことかもしれないが、私たちからしたら毎日が感動の連続。たぶん皆さんが思っているよりずっと但馬のポテンシャルは高い。
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