“長寿の薬草”ゆでるとワカメのよう 元校長「80歳でも元気」 稲美

2021/09/12 05:30

健康食材として注目されているオカワカメ=稲美町中村

 中国から長寿の薬草として伝わり、「雲南百薬(うんなんひゃくやく)」とも称されるつる性植物「オカワカメ」(アカザカズラ)が、兵庫県稲美町で栽培されている。カルシウムや亜鉛、ビタミンAなどが豊富で、葉はゆでるとワカメのような食感になることから、みそ汁の具やおひたしなどに向いている。 関連ニュース 感染不安受け臨時休校の高砂市立小 14日に再開 明石市で新型コロナ27人感染 市男性職員1人が陽性判明 まるで「極楽浄土」 背後から夕日浴び輝く阿弥陀三尊立像 国宝浄土寺

 元小学校長の大西敬一郎さん(80)が5年ほど前に知人から球根をもらい、自宅の畑で栽培。竹で組んだ棚につるが絡まって伸び、大人の手のひらほどに大きくなった葉は6~10月に収穫できる。秋になると養分を蓄えた肉芽「ムカゴ」が枝分かれする部分にでき、こちらも食用になる。
 葉を加熱すると粘り気が出て、ぬるぬるしたワカメのような食感に。定期的に食べているという大西さんは「80歳になっても元気に畑仕事ができるのは、オカワカメのおかげかもしれない」と話す。(笠原次郎)

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