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まるで「極楽浄土」 背後から夕日浴び輝く阿弥陀三尊立像 国宝浄土寺

2021/09/12 05:30

 初秋を迎え、国宝浄土寺(兵庫県小野市浄谷町)の浄土堂にある本尊「阿弥陀三尊立像」が、背後から夕日を浴びて輝いている。同寺によると、夏から秋の彼岸ごろまでの期間に差し込む夕日で特に美しく見えるという本尊。堂内には「極楽浄土」のような荘厳な雰囲気が漂う。(杉山雅崇)

 寺は約800年前の鎌倉時代初期、源平合戦の戦火で焼失した奈良・東大寺の再建費用をまかなうため、再開発の拠点として造られた。

 仏師快慶による本尊は、背にした西側の格子戸から夕日が差し込むと、雲に乗って西方浄土から迎えに来る「御来迎」が再現されたように見えるという。

 同寺の塔頭「歓喜院」の鑑光顕副住職によると、太陽光の関係で、夏から9月下旬ごろまでの夕方が鑑賞に適しているという。

 鑑副住職は「暑い夏を過ぎた今ごろがちょうどいい季節」とし、「仏像は鎌倉時代と変わらないお姿。昔から大切にされてきた阿弥陀三尊像に思いをはせてほしい」と話している。

 堂内は原則撮影禁止。歓喜院TEL0794・62・4318

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