兵庫県佐用町が誇る山城、利神(りかん)城の想像復元図が、道の駅「宿場町ひらふく」にお目見えした。手掛けたのは神戸市北区の中世城郭研究家、木内内則(ただのり)さん(73)。50年以上前から山城巡りを続けており、利神城跡も歩いて測量した。「城は地域の宝。観光客はもちろん、住民にもその素晴らしさが伝われば」と期待を寄せている。(勝浦美香)
利神城は14世紀半ばに利神山(標高373メートル)の山頂に築かれ、江戸初期には池田輝政の弟、由之が5年の歳月をかけて大規模改修したとされる。今も残る石垣群は国指定史跡に登録されているが、現在は修復作業や登山道整備のため入山が禁止されている。
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