兵庫県宍粟市山崎町にあった篠ノ丸城の想像復元図を、中世城郭研究家の木内内則(ただのり)さん(73)=神戸市北区=が完成させ、その複製を宍粟市に寄贈した。復元図には、斜面の上から下に向かって複数の堀を作り、優れた防御能力を発揮した「畝状竪堀(うねじょうたてぼり)群」が細かく再現されている。
篠ノ丸城は14世紀ごろに築かれ、1580(天正8)年に秀吉によって落城したとされる。その後、秀吉から宍粟を領地に与えられた黒田官兵衛が居城とした説もあるという。
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