赤穂市東有年自治会の住民らが、有年山城跡の広がる大鷹山(201メートル)山頂に木製の表示板を設置した。麓にある東有年八幡神社薬師堂からの登山道も、ほぼ整備が完了。汗を流してきた住民ら14人が、記念登山をして完成を祝った。(坂本 勝)
市内最大の山城で、大鷹山城、八幡山城とも呼ばれてきた。初代城主は赤松範資(のりすけ)の子、本郷掃部助直頼(かもんのすけなおより)とされ、暦応(りゃくおう)年間(1338~42年)に居城したという。織田信長の命を受けて中国地方へ侵攻した羽柴秀吉軍と毛利・宇喜多軍の戦いの際には「八幡山」の城として史料に登場する。
残り文字数 498 文字 記事全文 768 文字