国指定史跡として知られる兵庫県佐用町平福の山城「利神(りかん)城」のジオラマを、地元の男性が自宅の庭に完成させた。全体の大きさは縦180センチ、横240センチで、天守までの高さは60センチ。朝霧を模した綿の中にそびえる姿は「雲突(くもつき)城」とも呼ばれた往時さながらで、地元でも「令和の利神城や」と話題になっている。
3年前に大阪から移住した藤村義夫さん(66)が手掛けた。元々、舞台照明の仕事をしており、プラモデルなどの細かい工作が何よりの趣味。麓の自宅から山頂の利神城跡を眺めながら「これほどいい題材はない」と創作意欲を燃やした。
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