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<相生上郡山城新聞>「白旗城」新田義貞軍の猛攻に耐え/謎多い「感状山城」跡/登山者に人気のモーニング

2021/02/20 05:30

 兵庫県相生市、上郡町には、室町幕府を開いた足利尊氏(1305~58年)にくみした赤松氏ゆかりの山城が点在する。上郡町の白旗城(しらはたじょう)では赤松氏を代表する武将・円心が籠城戦を展開した。相生市の感状山城(かんじょうざんじょう)には円心の三男則祐(そくゆう)が拠点を置いたという伝説が残る。それぞれ新田義貞軍の進攻を食い止め、建武政権打倒を目指す足利氏を支えたという。山深い城跡から戦乱の記憶を探った。(伊藤大介)



1足利尊氏の反攻手助け


 白旗城、感状山城ともに国史跡の山城で、白旗城は南北朝時代に活躍した武将、赤松円心が築城した。感状山城は円心の三男、赤松則祐(そくゆう)が建てたと伝わるが、近年は異論が出ている。


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