家族でつらさ共有を/食べるだけの人が問題
コロナ禍で家にいる時間が長くなると、家族のために1日3食、誰かが食事を用意しないといけない。雑誌やテレビの情報番組、インターネットでは「時短」「技いらずでおいしく」とうたったレシピが人気を呼ぶ。とはいえ、毎日のこととなると負担は大きく、それを一人で引き受ける女性たちから「一日中、ごはん作りのことを考えている」と、半ばあきらめともとれる愚痴がこぼれる。家事分担が進まないと嘆いていたところに、聞こえてきたのが「僕だって、作りたくない日があります」という料理研究家のコウケンテツさん(46)の意外や意外のホンネ。そうした思いをつづった初のエッセー集が話題という。料理のプロでもそうなのですか?? 詳しく聞いてみた。(片岡達美)
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