深ヨミ

尼崎信用金庫理事長 作田誠司さん
創業100年 信用金庫のあるべき姿とは?

2021/04/01 00:00

【尼崎信用金庫理事長】作田誠司さん(さくだ・せいじ)=58=関西大商学部卒、1985年入庫。秘書室長、総合企画部長、常務理事執行役員などを経て2016年6月から理事長。20年6月からは兵庫県信用金庫協会長も務める。尼崎市出身。

作田誠司さん=尼崎市内(撮影・大山伸一郎)



相互扶助の精神、地域と成長/資金繰り、将来の展望支え



 兵庫県には全国4位の11信用金庫があり、信金王国と称される。その中で、預金・融資量とも最大の尼崎信用金庫(尼信、尼崎市)が今年、創業100年を迎える。100年前といえば、第1次世界大戦後の恐慌やスペイン風邪による苦境のさなか。米中貿易摩擦に端を発した経済の混迷、新型コロナウイルス感染拡大が止まらない2021年とどこか似通っている。尼信の理事長で、県信用金庫協会長を務める作田誠司さん(58)は「相互扶助の精神は、創設時からのDNA。世の中が大混乱に陥っているタイミングで迎える100年の節目、運命を感じます」。これまでも、これからも、地域と共に生きる覚悟だ。(佐伯竜一)


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