2021/04/28 11:15
佐藤さんが16年かけて書いた冊子「俺の仕事は重度身体障害者」
「社会のお荷物」は世間の本音/本当は生きたい
「障害者のプロ」を自認する人がもがいていた。神戸市兵庫区の佐藤栄男(しげお)さん、45歳。先天性の脳性まひがあり、障害者手帳の区分は1種1級(最重度)。もがき苦しむ原因となったのは、2016年7月に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた45人殺傷事件である。死刑囚になった元職員の言葉に「同意」する自分がいた。「殺される側」にいるはずの佐藤さんが、なぜ同意するのか。(木村信行)
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