深ヨミ

タレント 中川翔子さん
なくならないいじめ被害どう立ち向かう?

2021/04/19 18:00

中川翔子さん=東京都内(撮影・永見将人)



「地獄の日々」SOSを/好きなことを力に



 「死ぬんじゃねーぞ!! いじめられている君はゼッタイ悪くない」。この夏に文芸春秋社から刊行された、インパクトのあるタイトルのエッセーが話題となっている。著者は歌手でタレントの中川翔子さん(34)。中学校でいじめられて不登校になった経験を、自作の漫画や、いじめ体験者へのインタビューを交えてつづった。靴を隠されたり、聞こえるように悪口を言われたり、それでも吐き気をこらえながら通学した日々。エッセーを読んで、“しょこたん”の愛称で親しまれる明るい印象とのギャップに驚いた。タイトルに込めたのは死にたかった夜を越え、今を生きる中川さんの心の叫び。「生きていてよかった! そんな心震える日が必ず来る」(末永陽子)


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