深ヨミ

「有年山城」「鍋子城」…愛する山城跡を生かす 有年地区の住民たち

2021/04/08 05:30

 兵庫県赤穂市有年地区周辺の山城跡を住民らが地域資源として活用している。卒業を控えていた児童と有年山城跡に登って案内し、鍋子城跡では山腹に放置された大師像と出合い、ゆかりの寺への寄託を進めた。(坂本 勝)



1卒業控えた6年生と山頂へ
 美しい光景 目に焼き付け


高瀬舟灯台前で説明を聞く有年小6年生=東有年八幡神社



 古里の歴史文化が詰まった山城跡に登り、山頂から一望できる郷土の光景を目に焼き付けてもらう-。赤穂市有年地区の住民が、卒業前の地元児童と有年山城跡の広がる大鷹山(201メートル)山頂に登る取り組みを続けている。このほど児童を山頂に案内した住民は「この山を見たら卒業前に登ったことを思い出して」とエールを送った。


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