深ヨミ

「波賀城」の遊歩道を改修 愛好家多く、地元産木材で新しい階段に

2021/06/10 05:30

 兵庫県宍粟市は10日から、標高456メートルにある山城「波賀城」(同市波賀町上野)の遊歩道で改修工事に取り掛かる。木製階段などの老朽化が進んだため、全面的に新しくする。工期は8月31日までを予定しており、この間は登城できなくなる。



 波賀城の築城時期は不明だが、13世紀中ごろに武蔵国秩父郡(現埼玉県)から移ってきた中村氏が、戦国末期まで城主だったとされる。国が1980年代末、全国の自治体に一律で1億円を配った「ふるさと創生事業」を活用し、旧波賀町が石垣や二層櫓(やぐら)などを復元した。今でも登城する愛好家は多く、記帳所もあるという。


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