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兵庫県姫路市夢前町の国史跡「置塩城跡」は、山城が密集する播磨でも最大の規模を誇り、ダイナミックな立体感が特徴だ。今回の山城徹底紹介シリーズは、前回に続き姫路市埋蔵文化財センター技術主任の南憲和さん(45)の案内で置塩城の魅力を探る。(記事・田中伸明、写真・大山伸一郎)
広範囲に建物、本格的な庭園も
前回は大石垣を経て、「三の丸」と伝わる曲輪(くるわ)(城を構成する区画)と、防御のための人工的な崖「切岸(きりぎし)」を見学した。今回はさらに城の中枢部を目指す。
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