多様な働き方 本来の趣旨/連絡密に、災害対策にも
2020年の新語・流行語大賞にノミネートされた30語の一つに、「テレワーク」がある。新型コロナウイルスの感染拡大で一気に広まり、昨春の緊急事態宣言解除後に内閣府が行った調査では、経験者が34・6%に上った。とはいえ、一時はガラガラになった通勤電車も、いつの間にかラッシュ時の混雑が戻っているような。この冬の第3波では感染者数がどんどん増え、首都圏に続いて近畿でも緊急事態宣言要請の動きがあるものの、電車の乗客が大きく減ったようには感じられない。テレワークは定着するのだろうか。それとも一時的な流行で終わるのか。テレワーク研究を専門とする、関西学院大学総合政策学部の古川靖洋教授(58)に聞いた。(武藤邦生)
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