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※記事中、太字の記述は当時の新聞紙面から引用しました(言葉遣いは一部わかりやすく変えてあります)。また撮影場所の住所表記は、当時の表記に準じています。
正月の新開地本通り
戦前のにぎわいと落ち着きを取り戻した新開地の新年風景です。この年は三宮のデパートが正月5日間を休業。センター街や元町などは平日の2倍の売上げ。歓楽街の新開地は、昨年の正月を上回る売上げ、年末の暖冬異変による番狂わせをすっかりとりもどして余裕しゃくしゃく。しかし映画館の入りは三宮の方が多かったとあります。
尼崎の夢、大防潮堤建設進む
1934年の室戸台風、50年のジェーン台風をはじめ、たびたびの高潮の浸水被害に苦しんできた尼崎市。延長約14キロに及ぶ大防潮堤が51年から建設され完成間近を迎えました。現在「尼ロック」と呼ばれる閘門もこのときから整備。市域の4割が海抜ゼロメートル地帯の尼崎市にとって、今も高潮からの守護神となっています。
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