まずは国会審議見て/議員の不誠実ただす声を
コロナ禍が長引き、国民の命と生活が脅かされる日が続く。ワクチンが接種できない、給付金が届かない。入院できず自宅での闘病を強いられ、家族に感染が広がる。しかし国政の現場では自民党総裁選を巡る動きが先行し、国会は開かれず、支援は進まないままだ。そうした中で衆院選が近づくが、現状への不満が野党への期待につながっているようには感じられない。なぜ? そして、現状を変えていく道筋は? 国会審議の“見どころ”を街角で上映する「国会パブリックビューイング」を続けてきた、法政大学教授の上西充子さん(56)と考えた。(新開真理)
残り文字数 2414 文字 記事全文 2690 文字