深ヨミ

「国会パブリックビューイング」代表 上西充子さん
コロナ禍 頼れる政治に変えるには?

2021/09/28 11:00

上西充子さん(うえにし・みつこ)1965年奈良市生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。日本労働研究機構研究員を経て法政大学教員に。2013年から教授。近著に「国会をみよう」「政治と報道」。

まずは国会審議見て/議員の不誠実ただす声を


 コロナ禍が長引き、国民の命と生活が脅かされる日が続く。ワクチンが接種できない、給付金が届かない。入院できず自宅での闘病を強いられ、家族に感染が広がる。しかし国政の現場では自民党総裁選を巡る動きが先行し、国会は開かれず、支援は進まないままだ。そうした中で衆院選が近づくが、現状への不満が野党への期待につながっているようには感じられない。なぜ? そして、現状を変えていく道筋は? 国会審議の“見どころ”を街角で上映する「国会パブリックビューイング」を続けてきた、法政大学教授の上西充子さん(56)と考えた。(新開真理)


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