深ヨミ

「白旗城」「感状山城」赤松氏の2城、防御に違い 上郡町教委の島田拓さん

2021/09/26 05:30

 播磨学研究所の特別講座「播磨の山城」(神戸新聞社など後援)の第6回講座が25日、兵庫県姫路市文化センターで開かれた。上郡町教育委員会教育総務課の島田拓(ひろし)さんが「赤松氏の重要拠点 白旗(しらはた)城・感状山城」と題し、話した。



 島田さんは、上郡町の白旗城について南朝寄りの視点の「太平記」は白旗城、室町幕府の正当性を主張する視点の「梅松(ばいしょう)論」などは赤松城と記すと説明。ほかの史料から、1336(建武3)年に赤松城から白旗城へ記述が変わり、定着したと指摘した。「難攻不落を実感するほど登るのはきつい。登るなら、血を吸うヒルが山にいなくなる寒い季節に」と勧めた。


 残り文字数 206  文字 記事全文 492  文字

特集記事一覧
PC SP