播磨学研究所の特別講座「播磨の山城」(神戸新聞社など後援)の第6回講座が25日、兵庫県姫路市文化センターで開かれた。上郡町教育委員会教育総務課の島田拓(ひろし)さんが「赤松氏の重要拠点 白旗(しらはた)城・感状山城」と題し、話した。
島田さんは、上郡町の白旗城について南朝寄りの視点の「太平記」は白旗城、室町幕府の正当性を主張する視点の「梅松(ばいしょう)論」などは赤松城と記すと説明。ほかの史料から、1336(建武3)年に赤松城から白旗城へ記述が変わり、定着したと指摘した。「難攻不落を実感するほど登るのはきつい。登るなら、血を吸うヒルが山にいなくなる寒い季節に」と勧めた。
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