深ヨミ

「白旗城まつり」 半年がかりで手作り、鎧かぶとで堂々と

2021/11/18 05:30

 国史跡「白旗城跡」がある兵庫県上郡町は、毎年11月に「白旗城まつり」が開かれ、豪華な鎧(よろい)かぶと姿の住民たちが武者行列を繰り広げる。重厚ないでたちで武将の風格を漂わせるが、実はどれも手作り。主な素材は厚紙と古布という。今年のまつりは、コロナ禍で2年連続の中止となったが、代わりのお披露目会を開催。メンバーたちが鎧かぶと作りに励む工房を取材した。(地道優樹)



1素材は厚紙・古布、半年がかり 住民15人「どんどん愛着湧く」


 11月上旬、鎧かぶとの手作り工房がある上郡町岩木乙の旧赤松幼稚園岩木分園舎を訪ねた。中では「ウィーーン」という電動ドリルの音が響き渡る。12日に開くお披露目会に向け、作業は大詰めを迎えていた。


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