目次(クリックでご覧になれます)
感状山城跡(兵庫県相生市矢野町)は1996年3月、赤松氏の城跡として国史跡に指定された。南北朝時代、赤松円心の三男則祐(そくゆう)がここを拠点に新田義貞軍と戦ったとされるが、近年の研究でその伝承は揺らいでいるという。さらに、この遺構は本当に山城なのだろうか、という根本的な疑問も投げかけられている。では、いつ、何のために築かれたのだろうか-。山城研究家で県まちづくり技術センター技術専門員の山上雅弘さん(63)の案内で現地を歩き、2回にわたって謎を解明していく。(記事・田中伸明、撮影・大山伸一郎)
謎解きに挑む前に、まずは感状山城跡の見どころを紹介する。
残り文字数 1460 文字 記事全文 1737 文字