兵庫県佐用町平福の国指定史跡・利神(りかん)城跡の撮影スポットを、地元住民らが新たに開設した。城跡の北西にある同町延吉の県道沿いの一角で、望遠レンズを使えば電信柱や山の陰に遮られることなく石垣をカメラに収められる。また、冬の間休止していた同城跡への登山ツアーも、区間を山頂までに拡大して再開する。地元住民らは「幅広い層の人々に城跡の魅力を伝えたい」と期待を込める。(勝浦美香)
利神城は、南北朝時代、赤松一族が利神山(標高373メートル)の山頂に築いた。壮大な石垣や山道からの眺望が、登山や写真愛好家、山城ファンの人気を集めている。
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