寄席とクラブを組み合わせ/おはやしはDJ、刺激や交流
待ち合わせは東京・渋谷のビル。注目を集める若手落語家はTシャツに短パン、サンダル姿で軽やかに現れた。神戸市垂水区出身の桂枝之進さん(21)。高座での着物姿と印象は異なるものの、テンポのいい語り口は噺(はなし)家そのもの。15歳で弟子入りし、2年前から同世代を落語の世界へ誘おうと、DJと落語会を組み合わせるなどさまざまな仕掛けに挑戦する。その名も「Z落語」。はて、Z落語とは? 記者の問いかけに、くしゃっとした笑顔を見せて語り始めた。「何からお話ししましょうか」(末永陽子)
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