兵庫県教育委員会は28日、男子生徒にわいせつ行為をしたとして、同県播磨西地区の40代の男性高校教諭を懲戒免職にしたと発表した。
県教委によると、教諭は昨年6~12月、顧問を務めていた部活動の指導中や、自家用車で生徒を試合に引率する際、3人の男子生徒に対し、数十回にわたって服の上から股間を触ったり、「チューするぞ」などの発言をしたりした。
教諭は携帯電話で「夜釣りに行こう。狙いは君や」などと性的な内容のメッセージも送っており、生徒が友人に話しているのを他の教員が聞いて発覚。男性教諭は「冗談やスキンシップのつもりだった」などと話しているという。
また、女子生徒に膝の上に座るよう促すなどのセクハラ行為をしたとして播磨東地区の60代男性高校教諭を減給10分の1(6カ月)に、発覚後の対応が不十分だった校長も減給(1カ月)にした。阪神地区の県立高校の男性教諭(43)は入試の成績データなど523人分の個人情報が入ったUSBを紛失したとして減給(3カ月)とした。(前川茂之)