<ふわり阪神>参道横切るマルーン色 宝塚の平林寺

2021/12/06 05:30

阪急電車が通過する境内=平林寺

 兵庫県宝塚市の平林寺を見下ろすと、境内の中を阪急電車が走り抜けた。 関連ニュース 片道15分、愛され1世紀 タカラヅカや競馬場…多彩な風景は小説舞台に 阪急今津線 「人の親切」 新しい「生」がお目見え 宝塚 震災からの再生を象徴

 平林寺は、今年で開通から100年を迎えた「今津線」の逆瀬川駅-小林駅間にあり、有川浩さんのベストセラー小説「阪急電車」が映画化された際にロケ地となった。登場人物の一人が回想シーンで柴犬を連れて歩き、電車が通過する高架の下をくぐる。
 聖徳太子が約1400年前に創建したと伝わり、当時は見ることのできなかった景色を上空から眺める。
 参道は寺院に挟まれながら、鎮守の森に囲まれた本堂へと真っすぐに延びる。横切る電車は派手すぎず、上品なマルーン色が似合う。(斎藤雅志、大田将之)
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