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2日で開通100年となる阪急今津線(北線)の車両=宝塚市南口2
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2日で開通100年となる阪急今津線(北線)の車両=宝塚市南口2
1922年ごろの宝塚南口駅周辺(阪急電鉄提供)
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1922年ごろの宝塚南口駅周辺(阪急電鉄提供)
神戸新聞NEXT
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 兵庫県の西宮市と宝塚市を結ぶ阪急電鉄今津線の西宮北口-宝塚間が2日、開通100年を迎える。各駅停車の沿線には住宅や学校が立ち並び、通勤通学、行楽などに利用されてきた。同日から同区間を走る車両に記念ヘッドマークを掲げるほか、ウェブサイトで関連グッズを販売する。

 同区間は、神戸線開業から1年遅れの1921(大正10)年9月2日に「西宝線」として開通した。

 26年に今津駅が完成し、「今津線」に改称。84年、神戸線の輸送力強化のため、「ダイヤモンドクロス」と呼ばれた同線との平面交差を廃止し、今津-西宮北口と西宮北口-宝塚に分断した現在の形になった。

 逆瀬川駅ではバブル期に差しかかる85年、1日の乗降客数が3万人に達した。新型コロナウイルス禍前の2019年も、逆瀬川で1日約2万5千人、門戸厄神で約2万人を維持した。

 8キロメートル弱で8駅を結ぶ短い区間だが、住宅や大学、宝塚大劇場、阪神競馬場など沿線の風景は多彩で、有川浩さんのベストセラー小説「阪急電車」の舞台になり、映画化された。

 西宮北口、宝塚の両駅に歴史を振り返るパネルを展示する。阪急電鉄は「片道15分の短い路線だが、これからも安全、安心を第一に沿線の皆さまと一歩ずつ歩んでいきたい」としている。(大盛周平)

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