<ふわり阪神>桜彩る「天守閣」 安土城をイメージ、川西・大阪青山歴史文学博物館

2022/04/08 05:30

石垣と天守閣を備えた外観は城そのもの=川西市長尾町

 清和源氏発祥の地・兵庫県川西市の山あいにある大阪青山大学北摂キャンパス(同市長尾町)の「大阪青山歴史文学博物館」は、城郭の形をしている。青空の下、満開の桜に囲まれる天守閣は威容を誇っている。 関連ニュース 〈彩前線2022〉小川覆う400本の桜並木 稲美町・曇川 3年ぶり「夜桜通り抜け」満喫 神戸・王子動物園 こいのぼり×菜の花×桜 鮮やか春のコラボ 洲本・みたから公園周辺

 戦国時代、織田信長と関係が深かった塩川氏の居城が近くにあり、大学の創立者がその子孫だったことから、信長の安土城をイメージした形状にしたという。
 敷地内にはシダレザクラやソメイヨシノが植えられ、今月2日には初の「桜まつり」を開催。館内を特別に一般公開もして約4千人以上でにぎわった。
 館内には、国宝に指定される「土左日記」の写本のほか、藤原定家の「明月記」など重要文化財も所蔵されている。(斎藤雅志、広畑千春)
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