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ひょうご中小企業就活ガイド2016

(株)ジェム

温浴施設でゆとり、快適、感動を提供

 
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「神戸サウナ&スパ」の外観

「神戸サウナ&スパ」の外観

米田篤史社長

米田篤史社長

 神戸・三宮の温浴施設「神戸サウナ&スパ」をはじめ、三宮や元町のビル経営が主力。自社物件主義を貫き、淡路島、有馬地域での開発にも挑む。

 「現代の消費をとらえるキーワードは、“ゆとり”“快適”“感動”。多彩な事業を通じて、この3つを利用者に提供し、新しい時代のライフスタイルをトータルにプロデュースしていくことがグループ共通のコンセプト」と米田篤史社長は語る。

 中核施設の「神戸サウナ&スパ」は、1995年の阪神・淡路大震災で全壊し、耐震ビルとして2年後に再オープンした。その際に本物志向を貫き、サウナの本場・フィンランドからサウナ施設を輸入したほか、天然温泉の掘削にも成功した。

 「一人で来ても、心も身体も癒せる店を目指す」と、充実した施設とサービスを追求。施設内にはフロント、浴場管理、レストラン、エステやマッサージなどのリラクゼーション、フィットネスジムのスタッフが協力し合いながら仕事を進めている。

 全従業員の約9割を占めるのが20代~30代の女性。「お客さまとの距離を近づけながらサービスすることで、従業員自身も楽しめる会社でありたい」と米田社長。

 たとえば塩サウナの利用者の背中に従業員が塩を塗って差し上げるサービスも行っている。「若い発想や感覚を生かすことで、そのパワーをお客さまに自然に吸収していただければ」と話す。 

 入社後は、温浴やリラクゼーションに関する知識を学ぶ。外国人の利用客も多く、英語力も生かせる職場だ。

 若いスタッフが多く、元気な声と活気ある笑顔が飛び交う。米田社長は「お客さまに喜んでいただくことを自分の喜びにできるようになるには、お客様が何を求めているのかを感じ取れる人材であってほしい。サービスの仕事を自らの喜びや楽しみとして高めていってもらえれば」と話している。

〈所在地〉神戸市中央区元町通2ー3ー2 TEL078・392・1234