ひょうご中小企業就活ガイド2016
(株)デジアラホールディングス
ネットで、リアルで家回りを提案住宅の周りのフェンスや門扉、カーポートといったエクステリア商品のネット販売と庭づくり提案事業が中心。創業以来、増収を続ける。
インターネット上で約4500点のエクステリア商品をそろえ、販売から施工完了までをサポートする「エクスショップ」、庭づくりをトータルで提案する「ガーデンプラス」の二つの事業を柱にビジネスを展開する。
創業は2000年。「エクスショップ」事業に火がついたのは、後追いで競合企業が増えだしマーケットが認知された2005年ごろから。その中で同社が選ばれた理由は「安心感」だ。
工事終了後の完成写真をユーザーの感想や意見とともに公開。中には厳しい声もあるがそれも含めて発信してきた姿勢が評価された。現在そのデータ数は6万件に上っている。
「単にものを売るだけでなく、庭で過ごすことの価値を提供してきたことがうちの強み」と有本哲也代表取締役。
現在、ネットのエクステリア販売市場で8割近いシェアを占める。派生した「ガーデンプラス」事業は現在、神戸、千葉、神奈川に計4直営店を展開。「ユーザーのきめ細かい要望にこたえるため顔の見える関係構築が必要」とネットからリアルへのシフトも進め、今後は積極的に店舗を増やす方針という。
年間売り上げは60億円超を見込む。従業員は130人を超えた。有本代表取締役が現在力を注ぐのが「強い組織づくり」だ。
今年4月には2事業を子会社化。デジタルアライアンスから現在の社名に変更するとともに、その傘下に加わる形でエクスショップ、ガーデンプラスをそれぞれ独立させた。
強い組織づくりの一つとして、「親孝行休暇」「子ども成長記念日休暇」を導入するなど働きやすい環境整備にも注力する。
昨年、六甲山に研修施設を設けた。「開放された空間で将来のビジョンや個ーの思いを共有する場にしたい」。目指すのは「100年先も存続する強い企業」だ。
〈所在地〉神戸市東灘区向洋町中6ー9 TEL078・846・4401




















