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神戸製鋼所・吉武邦彦執行役員
社会の要請に対応神戸発電所(神戸市灘区)で整備を進め、石炭火力4号機のボイラーへの「火入れ」を近く予定する神戸製鋼所(同市中央区)。執行役員電力事業部門副事業部門長の吉武邦彦氏(58)は「安定稼働で、電気を供給し続ける。社会基盤を支えている責任を重く感じる」と、インフラを担う覚悟をにじませる。
同発電所1~4号機全ての建設に携わってきた。世界的に脱炭素の流れが加速する中、二酸化炭素(CO2)の排出量が多い石炭火力は逆風にさらされる。CO2削減の取り組み強化を念頭に「技術改善を図り、社会の要請にきちんと応えたい」と気を引き締めた。(大島光貴)
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