深ヨミ

〈知ろう登ろう頂上の文化財(5)山城×健康〉住民の手で登山道整備

2021/01/06 05:30

 秘められた歴史に思いをはせつつ健康増進も図るために日々、山城を目指す人たちが増えている。兵庫県赤穂市東有年と有年楢原にまたがる大鷹(おおたか)山(標高201メートル)の山頂に広がる有年山城(八幡山城)跡。元兵庫県職員の寺内正(まさし)さん(70)らが登山道を整備したのがブレークのきっかけだ。コロナ禍で古里の歴史や自然への関心が高まる中、山城の新しい楽しみ方は一層注目を集める。(坂本 勝)



 「海まで見えてびっくりした」「曲輪(くるわ)がよく残っていて見応えがあった」-。山頂のポストに備えられたノートには、登山者の好評の声が並ぶ。登山道整備への感謝もつづられていた。


 残り文字数 1023  文字 記事全文 1305  文字

特集記事一覧
PC SP