簡単でおいしいレシピ動画を通じて子育て世帯を支援する「ＫＯＢＥ子育て応援レシピ」の冬休み編が公開された。家族で過ごす年末年始に合わせ、人気店のシェフらが考案したメニューなど、計１０レシピを紹介する。（長谷部崇）

　コロナ禍で在宅の時間が増える中、神戸市が今年３月から子育て世帯に向け、安価で栄養バランスに優れたレシピを続々と配信。春休みやゴールデンウイーク、夏休みに計３８のレシピを公開し、これまでにおよそ３万８千回再生された。

　クリスマスや正月が控える冬休み編は、パンや菓子などの「コム・シノワ」（中央区）の荘司索（さく）シェフ▽パンの店「サ・マーシュ」（同）の西川功晃（たかあき）シェフ▽フランス料理「ラ　メゾン　ドゥ　グラシアニ」（同）の土肥秀幸シェフ▽豚まんの「老祥記」（同）の４代目曹祐仁（まさひと）さん－の４人が協力した。

　荘司シェフは、ホワイトソースなしで作る「ショートパスタと塩鮭（しおざけ）のグラタン」などを提案。西川シェフの「パンポット」は、硬くなったバゲットを水に浸してアルミホイルで包んで焼くと、蒸しパンのような食感になるという。

　土肥シェフは、フランス・ブルターニュ地方の郷土料理「コトリヤード」や魚のさばき方、だしの取り方も教える。老祥記は「お雑煮風焼き豚まん」など、豚まんを使ってスタッフが考案したレシピを紹介する。

　西川シェフは「クリスマスやお正月に料理を楽しみ、家族でワイワイ過ごしてほしい」と呼び掛ける。動画は「ＫＯＢＥ子育て応援レシピ」の特設サイトやユーチューブで公開する。