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ベストボディ・ジャパンで2連覇を果たした岡崎卓也さん。現在は大会時より10キロは増えたという=神戸市中央区北長挟通3
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ベストボディ・ジャパンで2連覇を果たした岡崎卓也さん。現在は大会時より10キロは増えたという=神戸市中央区北長挟通3
昨年、グランプリを受賞した当時の岡崎さん(ベストボディ・ジャパン協会提供)
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昨年、グランプリを受賞した当時の岡崎さん(ベストボディ・ジャパン協会提供)

 神戸市中央区、JR元町駅近くのトレーニングジム代表で、トレーナーの岡崎卓也さん(36)が昨年11月、筋肉のバランスの良さや健康美を競う「ベストボディ・ジャパン」のマッスルモデル部門の総合グランプリに2年連続で輝いた。より筋肉量が求められる部門で「肉体を鍛えれば、心にも自信が付く」と爽やかな笑顔を見せた。(名倉あかり)

 岡崎さんは兵庫県明石市出身。小学生の頃は、周囲より一回り大きく、「ぽっちゃり体形だった」と笑う。野球少年でポジションはキャッチャー。中学生になると、背がぐんと伸びて一転、細身に。筋力を付けて野球で活躍したいと、高校1年からジムに通った。

 トレーニングの楽しさを実感し、大学卒業後は東京のフィットネスクラブに就職。2017年に地元に戻り、独立した。

 同大会には15年に初めて挑戦した。一時は中断していたが、ダイエットの目標を達成した女性客から「大会に一緒に出てほしい」と誘われ、19年に再出場を決めた。「トレーナーとしてふがいない結果で終われない」と意気込み、同年の地区大会で準優勝。20~21年に全国大会で連覇を果たした。

 昨年の大会は11月、神奈川県で開かれた。筋肉の付き方だけでなく、姿勢やウオーキングなど「見せ方」も重視される。指先まで神経を研ぎ澄ませた動きを目指し、ダンス経験のある友人らに相談しながら表現力を磨いた。

 行動が制約される新型コロナウイルス禍でも、励みになったのは、会員制交流サイト(SNS)。トレーニングの様子を生中継で配信し、体を動かしながら閲覧者から届くメッセージに奮い立たされたという。

 大会直前には、懸垂1万回のノルマを課し、自身を追い込んだ。棒を握り、くいしばる姿に「もっと持ち上げろ!」との声援が飛んだ。「コメントにあおってもらえ、続けることができた」と振り返る。

 「トレーニングは、ゴールや正解がないのが魅力」。ベストな体をつくるため、今も、減量や食事制限のバランスを試行錯誤する。

 3連覇に向け「自分の納得がいくまで、1日1日を大切に頑張りたい」と岡崎さん。トレーナーとしては対面での指導に加え、オンラインレッスンにも力を入れている。

 さらに、仲間と共にユーチューブチャンネルも開設。「自分の活動で健康に、幸せになれる人が1人でも増えれば」と語った。

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