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集合写真の撮影で整列するユリヤ・ゴルバチュクさん(後列左から2人目)。日常生活では、なるべく日本語を使うようにしているという=神戸市長田区北町3
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集合写真の撮影で整列するユリヤ・ゴルバチュクさん(後列左から2人目)。日常生活では、なるべく日本語を使うようにしているという=神戸市長田区北町3

 ロシアによるウクライナ侵攻で神戸に逃れてきたユリヤ・ゴルバチュクさん(22)が26日、日本語学校「国際語学学院」(神戸市長田区三番町)の入学式に臨んだ。母国に残る家族を気に掛けながらも、日本での生活を楽しみ、勉学に励むと誓った。

 首都キーウで暮らしていたゴルバチュクさんは、侵攻直後、家族と共にウクライナ西部へ移った。母の後押しもあり、学生時代の短期滞在で好きになった日本への渡航を志した。

 友人が卒業した国際語学学院に連絡すると、人づてに支援の輪が広がり、4月7日に単身で神戸へ到着。住まいも、同市兵庫区のマンション所有者が家賃無料で提供してくれることになった。

 新入生158人の一人として出席した入学式では、安木三郎学院長から「言葉が通じない、文化が違う。だからこそ楽しい。その違いをかみしめてほしい」とのメッセージを送られた。

 ゴルバチュクさんは「家族は今もウクライナにおり、自分の大切なものも置いてきたまま。先のことは考えられないが、今は日本語の勉強を一生懸命頑張りたい」と話した。(小川 晶)

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