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地獄の鬼神「牛頭」が名前の由来になっている「ゴンズイ」=須磨海浜水族園
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地獄の鬼神「牛頭」が名前の由来になっている「ゴンズイ」=須磨海浜水族園

 31日のハロウィーンに合わせ、須磨海浜水族園(神戸市須磨区若宮町1)で、妖怪の名前が入った水生生物を集めた企画展「スマスイ百鬼夜行」が開かれている。見た目、生態から鬼やダルマなどに由来する名前が付いた約30匹を展示している。(千葉翔大)

 同園では、これまでもハロウィーンの時期に関連する企画展を開いてきた。例年、ハロウィーンが伝統行事として根づく欧米の雰囲気に合わせた催しが多かったが、今年は解釈を日本風にアレンジ。説話などに出てくる、深夜にさまよい歩く鬼や妖怪の群れ「百鬼夜行」をテーマに企画した。

 会場には、頭が牛に似ていて毒もあるため、牛頭人身の地獄の鬼神「牛頭(ごず)」が由来となった魚「ゴンズイ」、顔面が鬼のような風貌であることから命名された「オニダルマオコゼ」、口の周りが突き出た姿がてんぐの鼻に似ている魚「ウミテング」の3種類が並ぶ。

 珍しい姿を見て楽しめるだけでなく、「胸びれを使って海底を泳ぐ」(ウミテング)、「岩と間違えて踏むと死亡する事例も」(オニダルマオコゼ)といった生態についても、イラスト付きでの解説で学べる。

 全国各地で語り継がれ、魚から派生した五つの伝説も紹介されている。

 今回の展示を企画した同園の田中美優さん(21)は「面白い種類を集められ、館内も妖怪の雰囲気に統一できた」とアピールしている。

 31日まで。午前9時~午後5時(入園は同4時まで)。観覧には入園料が必要で、18歳以上700円、15~17歳400円、小中学生300円、未就学児は無料。同園TEL078・731・7301

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