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摩耶山を走る予定の「グリーンスローモビリティ」(神戸市提供)
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摩耶山を走る予定の「グリーンスローモビリティ」(神戸市提供)

 六甲山、摩耶山間の移動で利便性を高めようと、神戸市は23日から5日間、バスを増便したり、小型の電気自動車(EV)を走らせたりする交通社会実験を行う。新型コロナウイルス収束後のインバウンド(訪日客)を見据え、観光客が二つの山を快適に楽しむための交通整備について可能性や課題を探る。(名倉あかり)

 市街地からのアクセス向上を含む両山の交通環境改善に向け、市は2021年度、交通や観光の専門家らでつくる「六甲山・摩耶山の交通のあり方検討会」を設置。そこでの議論を踏まえ、社会実験を企画した。

 両山の移動手段として現在、両山をつなぐ六甲摩耶スカイシャトルバスと、六甲山の観光施設を巡る六甲山上バスが運行している。記念碑台停留場などが乗り継ぎのポイントだが、バスの便数が少なかったり待ち時間が長かったりし、不便さが課題になっている。

 今回の実験では、5日間限定でスカイシャトルバスの便数を1時間約2便から3便に増やし、ルートやダイヤを改正する。これまで六甲山上バスとの乗り継ぎで発生する待ち時間は最長約30分あったが、最短5分に縮まる。

 さらに、摩耶山では掬星台(きくせいだい)、六甲山牧場南駐車場間の約4キロで、低速の小型EV「グリーンスローモビリティ」を導入。乗り降り自由で、定員4~10人の車両計8台が午前9時10分~午後5時15分、約10分間隔で走る。片道約20分で、運賃は無料。

 摩耶山の電動アシスト付き自転車貸し出しサービス「マヤチャリ」も従来の2倍の20台に増やし、期間中は利用料を無料にする。さらに、貸し出し、返却場所を今の掬星台に加え、同駐車場にも設ける。

 摩耶山の穂高湖周辺で、ホットドッグやコーヒーを味わえるキッチンカーが並ぶイベントも予定する。

 久元喜造市長は「市民、地域ぐるみで両山の活性化を進めたい」と語った。

 詳しくは市ホームページで。問い合わせは市総合コールセンターTEL078・333・3330

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