兵庫県三田市内の子どもが歴史や科学などを楽しみながら学ぶ講座「こうみん未来塾」が７月４日午前１０時から、オンラインで開かれる。自宅のインターネット環境の都合で受講が難しい子どもたちを対象に、今回から地域の子ども教室などでも視聴できるようにする。（喜田美咲）

　こうみん未来塾は、三田藩出身の蘭学者・川本幸民にちなみ、市が２０１６年にスタート。市が年１０回ほどのペースで全市版を開いてきたほか、地域団体が校区ごとに開催してきた。新型コロナウイルスの影響で、昨年７月からはオンラインでも実施している。

　オンライン講座は自宅での受講を前提として開いてきたが、ネットの整備環境によっては見られない子もいたため、子ども教室のスタッフらが同教室などで参加できるよう提案。富士が丘コミュニティセンター▽弥生小学校ランチルーム▽三田じばやん倶楽部▽コミュニティたかひら▽あかしあ台コミュニティハウス－の５会場で視聴できることになった。

　今回のテーマは「数のふしぎ」。三田学園で数学教師を務める花房哲也さんが、電卓を使った数字遊びやその仕組みを紹介する。

　自宅からの視聴は小学３～５年生が対象で、定員は８０組（応募者多数の場合は抽選）。２３日までに市ホームページの専用フォームから申し込む。いずれかの会場での受講を希望する場合は、同フォーム内の自由記述欄に希望の会場などを記入する。電卓の準備が必要。

　市健やか育成課ＴＥＬ０７９・５５９・５０４６