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市内の子どもたちが描いたポスターを掲示する三田署員=三田署
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市内の子どもたちが描いたポスターを掲示する三田署員=三田署

 兵庫県三田市内で酒気帯び運転容疑の摘発が相次いでいる。三田署によると、17日時点で逮捕者は昨年の5倍の15件に上り、10、11月だけでおよそ半数を占める。逮捕された人らは調べに対し、「少量なら運転の感覚が鈍らない」「飲んでも違反や事故は起こさない」と供述。同署は意識改善を呼び掛けるとともに、飲酒の機会が増える年末に向けて取り締まりを強化する。(喜田美咲)

 10月上旬の午前2時ごろ、同市南が丘の路上でパトロール中の同署員が乗用車を止めた。車は停止線を越えて止まったり、突然徐行をしたりと不自然な行動を繰り返していたという。

 同署員が運転していた30代の会社役員男性を調べると、呼気からは基準値(1リットルあたり0・15ミリグラム)を上回る0・24ミリグラムのアルコールが検出された。同署によると、男性は前日夜に市内の飲食店でハイボールを3杯以上飲んだ後、そのまま運転し、知人女性を迎えに行った。助手席にいた女性は、男性が飲酒していることを知らなかったという。

 同署によると、男性は「運転できないほどベロベロじゃない」と説明。さらに「違反や事故を起こす運転はしないから、警察に止められることはなく、ばれないと思った」などと話したという。

 新型コロナウイルス対策飲食店への時短要請が解除された後、三田署は警戒を強化。11月に入って以降、12日までに6人が逮捕された。うち3人は同じ店を出た客だった。

 事前に情報提供を受けた同署は1日夜、店から近い同市四ツ辻周辺で検問を実施。午後7時半、店から出て、車を運転した60代の会社員男性を酒気帯び運転容疑で逮捕した。男性は店で大瓶のビール1本と焼酎のお湯割り1杯を飲んだと説明。翌日にはさらに60代の男性2人を逮捕した。

 酒を提供する飲食店経営者が逮捕されるケースもあった。

 11日夜、同市中央町で一時停止線を越えた車をパトロール中の同署員が呼び止めた。運転していたのはスナック経営者の60代女性。呼気からは0・30ミリグラムのアルコールが検出された。女性は自分の店で接客しながらビールの中瓶を3本飲んだ後、自宅に帰るところだったという。

 2006年8月、福岡市内の橋の上で、飲酒運転の車に追突された車が海に転落。1~4歳の幼児3人が亡くなった。この事故を受け、警察庁は翌年、道路交通法を改正。飲酒運転を厳罰化し、飲酒を知りながら運転させた同乗者も罰する規定を盛り込んだ。

 それでも今年6月には千葉県八街市で飲酒運転の大型トラックが小学生5人をはね、うち2人が命を落とすなど悲惨な事故は後を絶たない。

 県内では、新型コロナの影響で飲酒運転の摘発が減少傾向にあるものの、10月末時点で557件あった。

 同署によると、酒を飲んで運転する人らは、「地元の店なら」「これぐらいの量なら」と簡単にハンドルを握る傾向があり、重大な事故を起こす危険性に気付いていないという。同署は「飲んだら絶対に運転せず、タクシーや代行サービスを利用して」と意識の改善を呼び掛けている。

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