兵庫県議選のニュース
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落選となり、報道陣の取材に答える岩谷英雄氏(左)=姫路市神子岡前3
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落選となり、報道陣の取材に答える岩谷英雄氏(左)=姫路市神子岡前3
苦渋の表情で、落選の弁を述べる加茂忍氏=川西市小戸
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苦渋の表情で、落選の弁を述べる加茂忍氏=川西市小戸

 政務活動費の不適切支出を問われた自民のベテラン現職2人はそろって落選した。

 現職最多の9選を目指した岩谷英雄氏(70)=姫路市選挙区。私用のガソリン代などに政活費を充てていたことが発覚し、テレビカメラから逃げる姿が、この問題を象徴するシーンとして有権者の記憶に刻まれた。

 「不注意から不幸な事を起こした」と釈明に追われた選挙戦。しかし、長年の支持者からも「岩谷を頼む、とはお願いできない」との声が漏れるなど、逆風はやまなかった。

 報道陣の立ち入りを禁止した事務所。落選が決まると、支援者は水を打ったように静まり返った。取材に応じた岩谷氏は「自分の思いを説明したが、理解してもらえなかった。支援者には申し訳ない」と力なく語った。

 議長経験もある加茂忍氏(63)=川西市・川辺郡選挙区=も、政活費で国内外の「視察旅行」を妻同伴で繰り返し、絵画を購入していたことが批判された。「みそぎは死ぬまで続くと考えている」。6期目を目指した選挙戦で謝罪を繰り返したが、議席を失った。

 事務所に姿を見せた加茂氏は「不徳のいたすところ。(政活費問題で)県政への信頼を失墜させたことには責任を感じている」と話した。

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